教授?末廣 幹

末廣先生
古代ローマの劇作家テレンティウスの名言「人間に関わることで、わたしに無関係なことは何ひとつない」をもじって、「パフォーマンスに関することで、我々に無縁なことは何ひとつない」という言葉をモットーにしています。特に、英米の演劇と映画を通じて、文化や社会の変化に迫ります。
末廣 幹
教授



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教員データ

氏名?職位 末廣 幹(SUEHIRO MIKI) 教授
文学部開講科目英語総合演習1
英語総合演習2
英米文学文化特殊講義1
英米文学文化特殊講義2
特別総合講義2
ゼミナール1?2?3?4
卒業研究
大学院開講科目英文学特講Ⅰ 英文学特講Ⅰ演習 英文学特殊研究Ⅰ 英文学特殊研究Ⅰ演習
略歴筑波大学博士課程文芸?言語研究科単位取得満期退学 修士(文学) [筑波大学]
専門分野ドラマとミュージカルの文化史
研究キーワードウィリアム?シェイクスピア
所属学会大塚英文学会 日本シェイクスピア協会 日本英文学会 筑波イギリス文学会 17世紀英文学関西支部

主要業績

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単行本(単著)
単行本(共著?編著?論文集?事典?翻訳など)
『演劇都市はパンドラの匣を開けるか初期近代イギリス表象文化アーカイヴ』 担当部分:第四章「『コーヒーハウスの政治家』の誕生王政復古期における公共圏の変貌」--ありな書房-- 2002年10月
『国家身体はアンドロイドの夢を見るか初期近代イギリス表象文化アーカイヴ』 担当部分:第二章「彷徨えるナイト?ウォーカー一七世紀ロンドンの文化における娼婦の表象」--ありな書房-- 2001年05月
『大学生の英語学習ハンドブック』 担当部分:「洋書購入法、図書館(電子図書館利用法)」--研究社-- 1999年03月
『最新文学批評用語事典』 項目執筆--研究社-- 1998年07月
『シェイクスピア?ハンドブック』 項目執筆--新書館-- 1994年12月
論文(雑誌?紀要?研究成果報告など)
「Stepping Westwardベン?ジョンソン喜劇のトポグラフィ」--『人文学報』第342号 東京都立大学人文学部-- 2003年03月
「イスラム恐怖を超えて『オセロー』とトルコ化の不安のレトリック」--日本シェイクスピア協会編『シェイクスピア正規を超えて』所収 研究社-- 2002年04月
「エイジェンシー」--『現代思想』第28巻第3号臨時増刊『現代思想のキーワード』 青土社-- 2000年12月
「断絶か連続かイングランド内乱期文化研究概観」--『英語青年』第145巻第12号 研究社-- 2000年03月
「ベン?ジョンソンの『エピシーン』における男性のイメージ形成」--『人文学報』第283巻 東京都立大学人文学部-- 1997年03月
その他(学会発表?講演?座談会?インタビュー?書評?エッセイなど)
リン?ハント編纂 『ポルノグラフィの発明猥褻と近代の起源、1500年から1800年』--ありな書房-- 2002年10月
酒井直樹 『過去の声一八世紀日本の言説における言語の地位』--以文社-- 2002年06月
「身体とボディ?ポリティックルネサンス、内乱期、王政復古期」--第72回日本英文学会大会-- 2000年05月
フランシス?バーカー 『振動する身体私的ブルジョア主体の誕生』--ありな書房-- 1997年11月
『Shakespeare in Teaching』--the Conference『Shakespeare/Postcoloniality/Johannesburg 1995』 at the Witwatersrand、
Johannesburg.-- 1996年07月

ゼミ紹介 

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ゼミナール紹介
2010年度ゼミ生に訊いた、末廣ゼミナールってこんなゼミ!
2011年度末廣ゼミナール3年夏合宿(in 山中湖)レポート
2012年度末廣ゼミナール3年前期、夏合宿レポート

ゼミナール紹介

末廣ゼミナールでは、イギリスやアメリカの演劇とアメリカ映画についての研究を行います。3年の前期は、ウィリアム?シェイクスピアの戯曲――2011年度は、喜劇『ヴェニスの商人』――を原書で読みます。ただ、英語のテクストを読みながら、訳していくようなことはしません。毎回、担当者を決め、担当者は、末廣が用意したトピックについての考えをハンドアウトにまとめてきて、発表し、その後、全員で意見交換を行います。テクストの字面を追うだけでなく、そこに込められた意味を解釈したり、そのテクストが書かれた当時の歴史的?社会的背景も同時に考察したりするようにしています。3年の前期が終わった段階で、ゼミ生がしばしば口にするのは、「たった3ヶ月でも映像の観方がガラッと変わった。以前は物語のあらすじを追うだけだったが、細かいディテイルの意味に気づけるようになった」という感慨です。後期の後半は、アメリカ映画の特定のジャンルに焦点を当てて、5,6本の映画を取り上げ、グループ?プレゼンテーションを行います。単に映画の面白さを語るだけでなく、台詞、プロットの構成、俳優の演技、カメラ?ワーク、BCMや音響などのディテイルに注目し、その意味や観客に及ぼす効果について議論します。3年を終了する時点までに、演劇、映画やドラマに隠された意味をかなり深く読み取れるようになるはずです。

さらに末廣ゼミナールで力を入れているのは、レポートや論文を書く力を養成することです。3年生の間には年間を通じて6本以上のレポート執筆することが課題となっています。そして、レポートに対しては、末廣、大学院生や4年生の有志やメンバー同士で組んだ添削ペアで厳しく添削を行うことにしています。、ゼミナールのために執筆するレポートはすべて共同研究の成果の一環として扱っているので、レポート――添削済みで末廣やペアを組んだ相手のコメントや講評が付されたレポートも含む――は、ポータル?サイトを通じてメンバー全員に公開されることになります。これによって、メンバー全員の成長ぶりを全員で確認したり、ほかのメンバーの優れた点に倣ったりすることができますが、その反面、真剣に取り組まずにレポートを執筆した場合には、モーティヴェーションが低いことがメンバー全員に明らかになってしまいます。メンバーひとりひとりが、「共同研究」の場であるゼミに貢献しようという責任感を抱くことで、互いに切磋琢磨し合うような雰囲気を保てています。

その一方で、皆で楽しむイヴェントやレクリエーションが充実しているのも我がゼミナールの特徴です。3年の夏期休暇中に合宿を行います。前期の経験を生かして、テーマに関連した本を2泊3日で1冊扱います。3年の春期休暇中の1月か2月には卒業研究に向けた合宿を行います。合宿では、メリハリをつけて、大いに学び、同時に大いに遊ぶことを目標としています(夏合宿では例年BBQ、飲み会、トランプやUNOなどのレクリエーションで大いに盛り上がります)。末廣はイヴェント――とくにコンパや食事会――が大好きなので、合宿以外にも、コンパは定期的に行っています。さらに、年に数回劇場に行って生の演劇を観る観劇ツアーも行っています(もちろん参加は自由です)。イヴェントが多く、グループ?プレゼンテーションの機会が頻繁にあるのがこのゼミナールの特徴です。したがって、ゼミ生同士の親交を深める機会が数多くあります。末廣自身が、皆で協力し合う”togetherness”の精神を尊重しているので、教員と学生が、またゼミ生同士が、和気藹々としながらも適切な緊張感のあるような雰囲気が保たれています。毎週ゼミが終わった後に、掲示板にその週の授業のリスポンスや感想を書き込むことになっています。ゼミナールの雰囲気がよくわかるので、ぜひ覗いてみてください!


過去に4年生が取り組んだ卒業研究の形式はすべて論文です。テーマに関しては、英米文学に限らず、映画やドラマ、英米の文化一般に関するものまで多岐に分かれています。毎年全員分の卒業論文を集めてゼミナール論集を作成しています。

2010年度ゼミ生に訊いた、末廣ゼミナールってこんなゼミ!

  • 末廣ゼミはやっていくことひとつひとつが濃くて、とても充実しています。勉強もそうだけど遊びも飲みもみんなで全力で取り組むからプライベートでも仲良し?今年の夏合宿では全員でババ抜きを全力でやって盛り上がりました-。 授業ではよく映像を見ます。このゼミに属していなかったら普通に観て、「面白かった~」で終わりにしてしまうものでも、このゼミでは、普通でないとらえ方で違う楽しみ方ができます。先生の解説ももれなくついてくるので、理解をより深める授業が受けられると思います。

  • 末廣ゼミは、シェイクスピアの戯曲やアメリカ映画などさまざまな分野を扱います。「シェイクスピア?文学って堅苦しいイメージが…」。そんなあなたも心配ありません。このゼミでは、作品について自分自身で問題を提起した上で発表します。そのため、自分が興味のある事柄について議論できるので、普段は気付かないような面白い発見がたくさんあります。課題は、レジュメの作成やレポートなど他のゼミに比べて多いと思います。しかし、毎回他のゼミ生や先生が熱心に添削してくれるので、文章力は確実に向上します。皆でディスカッションを行うので、人前で話す訓練となります。このように就職活動に役立つことが自ずと見に付いていきます。また観劇ツアーや定期的な飲み会を通じてゼミ生と先生との距離がとても近いことも魅力のひとつです。先生は酒豪です!やる時はやる!楽しむ時は思い切り楽しむ!メリハリある充実したゼミを求めるあなたはぜひ末廣ゼミへ!!待ってるよ☆

  • 末廣ゼミは、英米の演劇や映画に興味がある人にお勧めです!また、レポートが苦手で上手く書けるようになりたいという人にもぴったりのゼミです。このゼミの特徴は、先生を含めメンバー全員がニックネームで呼び合い、コンパや観劇ツアーなど楽しいイヴェントが盛り沢山なところです!もちろん勉強もしっかりやります。今年の前期は、シェイクスピアの喜劇『から騒ぎ』を読み、プレゼンテーションやディスカッションを通して作品への理解を深めました。また、夏と冬にはゼミ合宿があります!今夏は2泊3日で山中湖に行き、シェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』を読みました。それから、勉強したら遊びも忘れません。昼間は山中湖を散策したり、夜はBBQと飲み会をしたり楽しみました。オンとオフの切り替えがしっかりとできるゼミなので、充実した時間を過ごせると思います。

  • 末廣ゼミは充実したゼミを送りたい人、文章を書くのがうまくなりたい人、人前で話すことに慣れたい人にお勧めのゼミです。今年の前期はシェイクスピアの喜劇『から騒ぎ』を扱い、蜷川幸雄演出?小出恵介主演の上演のDVDを鑑賞したり、原作と和訳を読み比べたりしながら、プレゼンやディスカッションをしました?Bまじめに取り組む一方でふざけるときはしっかりふざけるのでとても面白いです?合宿でも、観光に行ってお蕎麦を食べたりBBQをしたりしました。飲み会も何度か開かれるので、先生とも仲良くなります!いろいろな面でとてもおすすめのゼミです!!

  • 仲間たちとともに助け合いながらひとりひとりの輝くチャンスが多いのがこのゼミの特徴のひとつでしょう。一冊の文学テクストに対しみんなが意見を持ち寄ってそれぞれの観点から議論します。ディベートが苦手な人は参加しづらいように思われるかもしれませんが、お互いに牽制しあうのは最初だけです。仲間との親睦も深まっていけば、いつの間にかディベートも面白くなっていきます。そんなディベートを重ねるごとに、就職活動する際にうるさく言われるコミュニケーション能力も向上するかと思います。親睦が深められるか心配な人も任せてください。いろいろな意味で共同で活動できること、それこそ末廣ゼミの真骨頂です。

  • 末廣ゼミは英米の演劇や映画を研究するゼミです。たとえばシェイクスピアなど。私はこのゼミに入るまで「シェイクスピア?あぁ、あの『ロミジュリ』の人ねー。」程度の認識しかありませんでした。また、チケットの料金と敷居の高さから敬遠してしまい、劇場で上演される演劇というものもほとんど観たことがありませんでした(「じゃあ、なぜお前はこのゼミに入ったんだ?」と訊ねる方があるかもしれません。映画が好きだったんです)。しかしこのゼミに入り、演劇に対する見方が変わりました。ゼミ活動の一環で生の演劇を見る機会が増え、純粋に楽しいと思えるようになったのです。チケットの価格に関しては、学生料金という最強手段もあるので、さほどかかりません。つまり何が言いたいのかというとまったくの知識ゼロでも興味があれば楽しめますよ、ということです。これを機に新たな世界に足を踏み入れるのも良いと思います。また、このゼミでは本人のやる気次第で演劇を楽しみながら文章能力とプレゼン能力が身についてしまうという豪華特典付き。集う人々は演劇や映画が好きなので、それについて熱く語れる仲間ができるというのはとても良いものです。映画や演劇が大好きな方、もしくはそれらに興味はあるけれどいまだ一歩踏み出せていない方、自分の好きな物を情熱的かつスマートに討論をしたい方は是非!

  • 末廣ゼミでは、演劇や映画のDVDを鑑賞し、原書と翻訳??み、それについて発表やコメントをしたり、ディスカッションをしたりします。人前で発言するのは苦手だ…という人!このゼミで克服しましょう!自分の意見に自信が持てなくても、先生がフォローしてくれます。さらに他のゼミ生たちがその意見について一緒に考えて